人間失脚

恥の多い生涯を送っています

pivo犬ちゃんのすべて

pivo犬

要約:長年我が物顔でこのキャラ使ってますが実は全然オリジナルじゃありません。元ネタをご存知の方がいらっしゃればぜひご一報を。

 

 

 

わたしとpivo犬の出会いは遥か●年前まで溯る。

当時大学1年生だったわたしが必修語学の教室に入ると、彼はそこにいたのであった。

 

始祖

 

教室最前のホワイトボードに描かれたこの落描きの描き手を知る学生はいなかった。

学生たちは一様にその落描きの異様な存在感に圧倒されていた。

 

彼の存在感はその講義担当の教授をして彼を消すことをさえ躊躇わしめ、結局その講義の終了まで学生たちを見つめていた。

 

小括:元ネタは大学に描いてあった落描き。

 

 

彼はその後も一部学生の心を掴んで離さなかった。

そのうちのひとりがわたしである。

 

わたしは彼をサークルに持ち込んだ。

 

サークル内でも、彼の存在感はその場に居合わせた者の心を掴んで離さなかった。

 

その当時、わたしの所属していたサークル内では「ピヴォい」「ピヴォる」という形容詞・動詞が流行していた。

意味は「バグっている」「バグった」といったところである。

その語源は、かつてサークルメンバーのひとりが、ポケモン赤緑でいわゆる「100レベ戦法」を試したところ、失敗してバグったライチュウだったかピクシーだったかが、「ピヴォイ●×△■~」というニックネームに変わってしまったことに由来する。

ポケモン初代世代ならではのあるあるネタだ。

 

(余談ながら、わたしの小学校周辺ではLv.100にする裏技を「100レベ戦法」と呼んだが、今ググってみたら全然ヒットしなかった。なんか将棋のゲームの話ばかりヒットした。しかし「100レベ戦法」というネーミングセンスがなかなか小学生らしくて良い。だいたい戦法じゃないし)

 

その話がサークル内でウケたことをきっかけに、一部サークルメンバーがバグった感のあるものを「ピヴォい」と呼ぶようになる。

一般的には「SAN値を削られる」といった表現に含まれる意義とほとんど同様である。

 

その折に持ち込まれたのがこの落書きである。

彼が「ピヴォい」と形容されるまでにそう時間はかからなかった。

ていうかたぶん初出の場だったとおもう。

 

小括:pivo犬の語源はポケモンのバグ。

 

 

そんなこんなで彼は「pivo犬」と呼ばれるようになり、サークル内でちょっとだけ人気を博した。

いや、ただ単にわたしが気に入っていたのを周囲が構ってくれていただけかもしれないが。

 

当時はちょうどmixi全盛期で、わたしは自分のアイコンとなるようなキャラクターを探していた。

そこに「pivo犬」である。わたしは、この格好の記号を自分のものとしたわけである。

(他にも大学の文化祭でマスコット的キャラクターが欲しかったため、落描きを当時の自分なりにブラッシュアップしたという経緯もある。この辺は学部初年生らしい上っついた内輪ネタ感の強い話なので割愛する)

 

「pivo犬」は主にサークル内や友人間でわたしを示すアイコンとして広く認知されるようになる。

本当は描き直したりもしたいんだが、最初に描いた画像を現在もずっと使い続けている。

mixi没落後も、「pivo犬」はTwitterやPixiv、blogで大いに活躍してくれた。

光栄にも「そしてこのプロフ画像である」の定形コメントを頂いたこともある。

そして今、彼の活躍の舞台はTumblrへと。

 

 

しかし元を正せば、「pivo犬」はよそ様の落描きなわけである。

落描きの産み主にとって、それが本当にただの落描きであったか、それとも思い入れの強いキャラクターであったか、今となっては知る由もない。

自分のアイコンまで借り物というのが情けないというか、自分らしい気もするが、それとこれとは別にやはり産みの親の存在は気にかかる。

そこで、こんなところでなんだが、自分はこのキャラを使う経緯をつらつらと書いてみたわけだ。

いつかあの落描きの作者の目に届くことがあったら嬉しい。

なに言われるか知らないけど。

あとこれを読んだ人にも、こいつは自分のキャラじゃないということを知ってもらいたくて。

こんなところに書いて、読ませる気があるのかないのかという謗りは免れないが。

 

 

総括:わたしは自分のアイコンさえも借り物に頼るクソ野郎です。

 

 

 

来週もまた見てくれよな!