wowowプライムショーの感想と日本の音楽シーン()ちゃんの穏やかな老後プランについて
なんとなく感想とか考えたことなど
MSG公演の話ししてるのに8年も前のボルチモア公演の映像を流したり、
clicked best発売当時のシングルリリース状況やネット普及状況を棚上げした上で、「お国ごとに土着の口コミ文化があるんや」という方向に論を持っていくことに違和感を覚えずにはいられないし、
PiecesのPVだってそんな海外に目配せしたなんて意図はねーだろー……
などなどと、
まぁメディアっていうのはこうやって伝えたいようにストーリーを作るんだな……というのを実感しましたが、
ラルヲタじゃない人たちにラルクをレコメンドするという意味では、鹿野さんのちょっと盛り過ぎな感のあるイイ話も丁度いいのかな、と思いました。
ジョン・カビラが「そうじゃない…そうじゃないよ…!」って方向に解釈が行きそうになるのをイイ感じに誘導してたし。
なにより今は自分が過去最高レベルでラルヲタ拗らせてるのでしかっぺのクサイ言い回しも心地よい。
でもなんで下半身裸だったんだろう……
それはさておき、20周年を迎え最近メディアがラルクにやさしいというか、よく取り上げてもらえてる気がする。
そりゃあ98~00年くらいのようにはいかないけど、「ラルクすごい!」みたいな方向で取り上げてもらえることが多くて嬉しい。
MSGでの日本人初の単独公演とか、ワールドツアーみたいな客観的に分かりやすい情報があるから、っていうのもあると思うんだけど、
それよりなんとなく、音楽業界全体の落ち込みを受け、固定ファンでもってるバンドの話題>ライトファンに支持されるムーブメント、になってるのかなーとも思った。
もちろんアイドルブームだとかそういうのはあるんだけど、やっぱり今「流行歌」っていう概念はほとんど消失したと思う。
移り気しやすいライトファンが流行を大きな潮流にするだけの数の力を持っていた時代も今は昔。
趣味の細分化で音楽業界は低調になったとよく言いますが、確実な顧客である固定ファンだけでなくライトファンでさえパイの奪い合いになり、大きな流行が生まれにくくなったのかなーって思います。
まぁライトファンが固定ファンを生む母体でもあるので、やっぱり固定ファンも生まれにくくなってるんだと思いますけど。
そんなわけで、かつてともすれば揶揄の対象でもあった「固定ファンで食ってるバンド」っていうのが、
(もちろん音楽で食ってる人たちにはどんな時代であれ固定ファンは大事だと思いますが)
メディアや消費者から見ても相対的に地位が上がってきます。
固定ファンにとってはこれは嬉しいっす。だって世間が僕たちのラルクアンシエルを賞賛してくれるんだもん。
しかしこのまま行くとショウビズニュースはおっさんたち(とそれ以上に沢山のジャニーズとアイドルと韓流)で溢れかえるんだろうな……などと
割と結論はつきなみなところに落ち着きましたね。
ただ、ラルオタと話しててもよく話題に上がるんだが、ここ数年で若年層のラルクファンが増えたなーと思う。
しかもL'7以降の、ファンになる要素なんてほぼ皆無だったような時期に……
こればっかりは未だに決定的理由を自分のなかで見つけられていない。
2003年に復活したばかりの頃は自分より年上のファンばっかりでビクビクしていたものだが、
今や自分より年下の中高生いっぱいいますからね。
こうやってファンが再生産されていくサイクルに入れたならそれはそれは。
こんなに嬉しいことはないです。
明るい展望を示したところで今回はこのへんで。