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人間失脚

恥の多い生涯を送っています

イナズマイレブンの終わりによせて

イナズマイレブンGOギャラクシーが最終回を迎えました。

イナズマイレブンシリーズには本当に夢中になりました。

イナイレ以降、ここまでどっぷりとハマった作品がまだ出てきていないので、自分の中でひとつの時代が終わるような気がしてます。マジで。

いちばん夢中になったのは無印2期終盤~3期までで、ゲームはあんまりやりこんでないし、最近はアニメをただ見ているような感じになっちゃっていましたが、長い間楽しませていただいて本当に感謝しています。

コロコロ系コンテンツの大ブレイクという潮流を久々に生み出した点で、イナズマイレブンはやっぱり特別だったと思うし、蓮舫「『イナズマイレブン2』の改造コードの入れ方をどなたかご存知ですか?」とか闇プログラマーとか五条祭りとか、コンテンツとか二次創作の枠を超えて本当に楽しませてもらいました。本当に楽しかったよ。

以降自分とイナズマイレブンの思い出語り

わたしがイナイレを知ったのはアニメ2期の終わり頃。

その頃にはもう二次創作も盛んで、作品を知らなくてもイラストをチラホラ見かけるようになってたと思います。

もともと奇抜なキャラデザとショタが好きなので、イナイレの個性的でかわいい絵柄にすぐに興味をもちました。

それで調べていくうちに吹雪のキュートすぎるルックスと重すぎる設定に惹かれて見始めたんだよなぁ。

それからイナイレは、自分が珍しく二次創作から入ったジャンルという意味でも思い出深いです。

あんまり褒められた入り方じゃないとは思うけど、二次創作をかなり漁ってどんなキャラクターがいるのか下調べして、調べてるうちに基山ヒロトというキッズ向けコンテンツの枠を逸脱したとんでもなく業の深いキャラクターに衝撃を覚え、それから満を持して見始めたんだっけかなぁ。

そんな事して、それからもう50話くらい?まで進んでたアニメを全部見たんだから、あのとき大学生で良かったなぁほんと。笑

社会人だったらそういうハマり方出来なかったんじゃないかなぁと。

イナイレのすごかったところは、キャラクターの魅力だけじゃなく、元のストーリーとアニメのつくりがぶっ飛んでて、なおかつ熱かったところ。

その頃にはおねがいマイメロディとかプリキュアとかも話題になってて、ぶっ飛んだキッズアニメって結構あったと思うけど、わたしポケモンくらいしか見てなかったから……

ポケモンも冒険するときありますけど、キッズアニメとしてかなり保守的なつくりだと思います)

でもイナイレは超次元要素はとにかくぶっ飛んでるんだけど、所謂マジキチって感じじゃなく、やたら話が重いとか、シビアだとか、リアルだとか、でも問答無用で熱くて夢中になれて、王道の少年アニメだった。

(後にそのストーリーが日野社長が韓流ドラマにハマっていたことから生み出されたものだと判明するわけだが……)

またここぞという時のセリフや演出がすごく良かった。「あいつに背中を任せる気はないか?」とか「また一緒に風になろうぜ」とかはもう伝説ですね……

特に無印1期の、2クールに物語が詰め込まれた、テンポよくなおかつ地に足ついた感じは、キャラがどうとか抜きにして面白すぎる。

特に御影専農戦とか帝国戦とか戦国伊賀島戦とかほんといいよなー。秋葉名戸もすき。あー全部面白いわ!

あっやっぱキャラも大事だわ!1期の他校の子たちって特にキャラ濃くて結構覚えてるんだよなー。尾刈斗中と御影専農が特に好き。

ライバル校だし当たり前かもしれないが帝国なんて雷門イレブンと同等に全員キャラ濃いし。

でもやっぱり自分にとってデカかったのは2期だなぁ。

リアルタイムで視聴してた人たちには本当に辛かったであろう、どこまで続くかわからない鬱展開やらなにやら。

結末を知ってから見た自分でも、吹雪士郎とアツヤの脳内会議とか、真・帝国戦での鬼道に対する佐久間たちの気持ちのぶつけ方とか、風丸と栗松のリタイヤとか、狂気と妙にリアルな湿っぽさがないまぜになったヤバさにゾワゾワしました。これがゴールデンタイムに放送しているキッズアニメかよと……すき……

そのヤバさの特異点だった(と個人的に思っている)3人、吹雪・ヒロト・不動の3人は未だに「イナズマイレブンでどのキャラが好き?」って訊かれたら揃えて答えるキャラだなぁ。揺るぎない。

賛否両論ありましょうが、湿っぽい話とか場に不釣り合いの異常性みたいなのに今以上に惹かれていた、当時大学生の自分にはドンピシャだったんです。

あれだけ1期を褒め称えておいてアレですが、わたしが人にイナズマイレブンを勧める際にまず見せたのが37,38話の真・帝国戦でした。だってあれは異常以外の何物でもないよ……あとワイブリも見られて感動するし……

今ではすっかり口の悪い常識人ポジションに落ち着いてしまった(それはそれで良いんだけど)不動はほんとに頭おかしいイカれた奴だったんだよ。ゲームの2不動の無表情も怖いしね。

3期は正直、話としては影山関係その他諸々に決着をつけ、後はお祭り的なムードが強かったように思うけど、サッカーW杯の年に当たったことやイナイレを取り巻く環境全体に追い風ビュービュー吹いてて、「盛り上がってる」感がほんとすごかった。

自分も夢中だったし、3期開始すぐくらいの頃に開催されたオンリーはアレほどの混雑は見たことのないレベルでしたね……あのときはまだ二次創作の描き手の数が需要に追い付いていなかった気がする。

それだから人気投票もあれだけ盛り上がったんだろうなぁ……

また記念すべき100話目でカッパ回という伝説の悪ふざけが出来たのも、余裕があったからこそなんでしょうか。笑

そういえば無印は3シリーズを通し、影山零治という共通の悪役がいたんですよね。

それをキッチリ殺した、キッズアニメだけどちゃんと殺した、っていうのが当時は衝撃でした。

なんか黒岩流星とか出てきちゃったけど。

そんな絶頂期にイナズマイレブンGOへと世代交代したのは大きな決断だったなぁと。

実際あのまま円堂世代を引き継いでいったとしてもそれ以上の盛り上がりは期待できなかったと思うし、その判断は見事だったと思う。

特にGO1期は元々明言されていた通り、キャラクター個人個人のやりとりがより密になってて、「部活してる」感あったなぁ。

天馬も円堂さんとは違ったキャプテン像を築き上げたと思うし、悪役っぽい見た目のままちゃんとエースストライカーとして溶け込んでいる剣城も新鮮だった。

ただ2期、3期と重ねていくなかで、奇をてらった展開が多くなり、キャラ同士の密なやりとりや印象的なエピソードは少なくなっていったと思う。

他にも多くの仕事を抱えたひとりの人間が、短いスパンで毎回人々を驚かす展開を考えるという体制をずっと続けていくのも、難かったのかもしれないなぁ。ていうかここらが限界だよ……

もちろんGO世代にも魅力的なキャラはたくさんいて、特に南沢や倉間の一種のドライさや瞬木のニヒリズムは、GOでは「平成」のストーリーをやると言っていた日野社長の話について象徴的だし、優一兄さんの希望こそ持ちながらも常に悟ったような年長者としての目線や、ザナークのハチャメチャな破天荒ぶりはGO世代ではピカイチだったと思う。

(思えばこのブログでGO世代については南沢さんの話しかしてないんだなぁ……なんか今読むとテンション高くて恥ずかしいし言葉が足りなくて意味不明だ)

それにやっぱり話が佳境に入ると盛り上がるんだよなぁ。クロノストーン終盤とかゲームやってなかったからたまげたわ

社長はここでイナズマイレブンはひと区切りだが新しい構想は練っていくと言っていて、自分はそれがいちばん良い形だったんじゃないかなぁと思う。

晩節を汚すことなく、またまだまだ好きでいるファンのためにも希望を残し、製作期間をおくことでよりクオリティの高い次回作への期待もさせ。

夏のベストイレブン映画は完全にファンサービス的な感じになるのかな……でもそういう企画を行えるだけの体力があること・そんなお祭り企画をやってもらえることに感謝だな。愛された作品でした。

あぁ~~~まだまだ他にもキャラ一人一人のこととか語り尽くせない……

でも自分でもわかってるけど、いちばんドハマりしていた時期の「僕がイナズマイレブンをいちばん正しく理解してるんだ」的な微に入り細に入りな話は今はもうできないし、まわりの見えてなさや熱量はその頃には敵わない。

その頃の痛々しさは後から見返すと辛いけど(この文章だって十分イタイが)、やっぱり今語るのは、白々しいんだよなぁ……

でもそれでも、吹雪士郎とアツヤに出会ったのは天啓であったし、基山ヒロトは未だ覆されぬ衝撃だったし、不動明王の10年間は人生だったし、南沢篤志は現実だった。

もうそれらをひっくるめて円堂さんには救済さえ感じます。

キャプテン、ほんとにありがとね。