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人間失脚

恥の多い生涯を送っています

【ライブレポ】2016.5.11 THE YELLOW MONKEY SUPER JAPAN TOUR 2016 @国立代々木競技場第一体育館

推敲を後回しにしているうちにもうツアーもとっくに終わってしまいましたが、 THE YELLOW MONKEYの12年ぶりの再結成、正式なライブとしては15年ぶりの公演、その初日公演に行かせていただきました。
 
メンバー同士仲良しで、解散してるのに20周年キャンペーンを大々的に行ったりと、あれだけいつ再結成してもおかしくない材料が揃っておきながら、それでも「再結成はあり得ない」と言われていたバンドが、12年も経ってからあまりにもアッサリ復活を宣言してしまい、その後ものすごく"今風"にツアー事前キャンペーンを展開。
わたしのような後追いのファンでも面食らうような事物の連続で、ちょっと戸惑うところもありました。
 
しかしとにかく、2016年にTHE YELLOW MONKEYのライブを観てしまった。
 
わたしとTHE YELLOW MONKEYについてのポエムは直前の記事に思いの丈を詰め込んで書いたので、この記事ではレポに集中したいと思いますが、溢れ出るポエムをご容赦願いたいと思います。
だって解散してからファンになって、絶対に再結成しないと思ってたバンドが復活しちゃったんだもんなぁ……
 
ファンコミュニティの大勢にも疎いし、あまりインタビューとかも深追いしてないので、的外れなことをいろいろ言うかもしれませんが、ひとまず自分の観たTHE YELLOW MONKEYの個人的な記憶を思い出せるだけ思い出して書きたいと思います。
 
 
 

 

 
 
で、なんともうライブの前から、再結成1発目のライブだというのに仕事を抜けられず、挙句にチケットを家に忘れるという大失態。
もうほんとにこの日を楽しみに生きてきたんじゃないのか……という体たらく。
THE YELLOW MONKEYが最後に正式なライブをやったときにランドセル背負ってた子供も、もはやいっぱしの大人ですよ。そんだけの時間が流れてるんだ……
 
なんとか開演前にたどり着き、カウントダウンが残り1000秒くらいになったところから自席で見守る。
「1分切ったら席から立つか〜」と思っていたら、100秒を切ったところでどこからともなく、もう待ちきれないとばかりの駆け足気味の手拍子が起こります。
手拍子と共に早くも席から立ち上がる人達が目立つ。周りの人たちも続々立ち上がって、もう勇み足もいいところです。
そうだよなぁ、12年待って、その最後の100秒だもんなぁ……
 
そしてカウントが0に達し、割れるような拍手。
《バラ色の日々》をアレンジしたSEが流れ、いよいよ1曲目。
 
 
01. プライマル。
 
まさかこの曲が来るとは思わなかった…いや可能性は十分あったはずなんだけど思い至らなかった。なんとなく、《Romantist Taste》か《WELCOME TO MY DOGHOUSE》、あるいは解散から12年後の再結成、ということで大穴で《峠》かなぁと思ってた。よくよく考えたら《峠》よりぜんぜんありうる選曲ですが。
活動休止前にまったくライブで披露されなかった曲からのスタートで、これからこの曲をたくさん演奏していってやるぞ、という気概を感じました。
 
ステージにはカウントダウン映像を映写してた紗幕が張られたままで、シルエットですらほとんどメンバーの姿は見えない状態。
(これ、生中継のときは紗幕の中を映してたのかな?紗幕のままで街頭ビジョンジャックしてたならほんとすごい)
カウントダウンからの割れんばかりの手拍子は、曲がはじまってもずっと続いていて、ギターソロが掻き消されるほどの歓声が上がっちゃうほど。とにかく客席は大はしゃぎだった。
後ろのオネーサン達なんてもう何は無くともずっと笑い転げてて、なんか嬉しくてもうどうにも仕方ねーんだろうなぁって感じ。
でも再結成1発目の曲で「花柄の気分もまた一日のうちたった6秒」だし「思い出は重荷になると言う…」だし「さようなら きっと好きだった」と歌っちゃうあたりがらしいと言えばらしい。そういうところが好きで、好きになったんだよなぁ。
大サビでようやく紗幕が落ちて、もう客席の興奮は頂点といったところ。
 
久々のTHE YELLOW MONKEYの出で立ちは、アラフィフのおじさんたちに言うのもなんなのだが、たいへん大人になっていた。
たしかに金ピカで花柄なんだけど、アニー以外はシュッとしたスマートなジャケットを着てて、動きも少なく硬質。
大人な格好っていうのもあるけど、これが2016年、もう全身金ピカがカッコよかった世紀末じゃないんだ……っていう、年月の流れと時代性の変化を同時に感じて、なんかとってもしみじみしてしまった。
本当にTHE YELLOW MONKEYは世紀末そのものだった。聖飢魔IIじゃないのだ。
 
 
02. 楽園
03. Love Communication
 
3曲目まではとにかく手拍子、歓声がめちゃめちゃにすごかった!
ようやく3曲聴いて落ち着いたという感じ。
ここまでは今まで待ったファンに対する、すごいメッセージ的な曲の展開だなぁと感じる。
吉井ソロでも何度か披露されているとはいえ、ラブコミのサビで一斉にワイパーしだすファンの反射能力は見事。
 
 
04. Chelsea Girl
 
早くも4曲目にして1stアルバムからの選曲。
これもビックリしたけど、吉井和哉のソロライブでも披露されていたので、想定の範囲内ではある。
今回のツアーの選曲、ベストアルバムみたいな感じにするのかなぁとも思っていたのですが、吉井和哉のソロライブでは初期のTHE YELLOW MONKEYの楽曲や、決して「ベストアルバム」には入らないような曲も結構演奏されていたので、本家本元でそういう曲をやらないのもどうかなぁと思っていたので。
どんなバンドでもあることだけど、THE YELLOW MONKEYは特にコアファンほど初期の楽曲が好きだったり、初期の曲にファンが選ぶような代表曲が多いバンドだと思うので、そういう曲をたくさん聴きたいと思ってた。なのでとても嬉しい選曲でした。
曲は駆け足気味だったけど、ここから空気がオープニングムードから一転し、ライブだぞという気持ちに。
 
 
 
ここでMC1発目。
 
吉井さんの「今日だけは素直に言います、ただいま!」との声に、客席から口々に「おかえりー」「待ってたよー!」などの声。
「いろいろ言いたいこともあるけど、きょうはできるだけ1曲でも多くの曲を、このいずれ国宝になる、スーパーロックンロールバンドの曲を、聴いてもらいたい」との言葉に歓声。
そうなんだよ、話も聴きたいけど、とにかく曲を聴かせてくれ!!
一体きょうだけで何曲聴けるんだろうかと期待も高まる。
 
「それとこのバンドは猥褻というか…不適切な表現が多いですが」とのことわりに一同苦笑。知ってて来てるよ!
 
そして次の曲へ、吉井さんの「LET'S GO…」を合図にスタート。もうこれだけでどの曲か分かってしまい、あまりにも意外な選曲にビックリ。
 
 
05. A HENな飴玉
 
この曲がいちばん意外な選曲だった……きっとこの枠でこのツアー中いろんな曲をやっていくのかな?と思いました。
(2日目は《FINE FINE FINE》やったんだっけ?)FINE FINE FINE》と入れ替えだったのは《薔薇娼婦麗奈》でした。
この日はちなみに2階席で見てたんですが、こんな微妙な席でも全員がこの曲を知っててノッてるってすごいな……1万人ぐらいが20年以上前のアルバムの中の1曲で踊り狂ってる様は壮観です。
「世紀末の ENDLESS GAME」と歌う歌詞に、やっぱりTHE YELLOW MONKEYは世紀末の象徴だったなとまたしみじみ……
 
※その後の公演も観て、1回目以降はある程度落ち着いて観られたので気付いたのですが、この曲は回を重ねるごとにどんどんカンを取り戻すが如くキレッキレになっていきましたね…… 照明も綺麗。特に大サビ前の「アッアッアッア」に合わせて点滅するライトがすごい。
 
 
06. TACTICS
 
この曲の前にセッション・コール&レスポンスタイムがわりと長く入りました。
そこから流れるように曲へと。
 
 
 
TACTICS》の後、MC2回目。
 
「なんだかぼんやりしている」との吉井さんの言葉。
確かに、ここまで動きとかも少なくふわふわとセトリが進んでしまっていた感はある。
 
「あらためて挨拶しましょう、THE YELLOW MONKEYです!」との挨拶ののち、メンバーが深々とお辞儀。
 
その後、12年ぶりの結成についてのトーク。
「久しぶりという人もいれば、初めてTHE YELLOW MONKEYを見るという人もいるでしょう、君たちお父さんお母さんにずっと聴かされて、培養(?)されてきたんでしょう!?」
これに初めてTHE YELLOW MONKEYを見る世代が笑いながら深々と頷く。わたしもそうだけど、そういう人達は少なくなかったと思う。
まぁうちは親の影響ではないので、「自家栽培です!」「勝手に育ちました!」と隣にいる妹と爆笑。
 
「これが君たちの見たがっていたキンピカ星人です!」の一言がたまらなかったな。
ほんとに、あの東京ドームのLIVE DVDを見て、キンキラキンの衣装を着たTHE YELLOW MONKEYを一度この目で見たい、と思っていた解散後のファンの気持ちを的確に言い当てられた感じ。
あぁでも、繰り返すけど、確かに金ピカだけど、とっても大人しい衣装と佇まいになったんだ……
自分も大人になったしな。15年も経ってるし。
 
「わかりやすく言うと、おそ松くんがおそ松さんになったようなものです」
これは爆笑だったなww 言いたくてたまらなかったんだろうな~おそ松までチェックしてるのかおじいちゃん……
 
そして、「思い起こせば20数年前、THE YELLOW MONKEYとして初めて作った曲です」と次の曲へ。
 
 
07. LOVERS ON BACKSTREET
 
必ずやるだろうとは思ってたけど、絶対に聴きたかったうちの1曲がまず聴けてとても嬉しい。
やっぱり今わたしが思い描くTHE YELLOW MONKEYのイメージの一端が、この曲の世界観なんだよなぁ。
この曲を21歳で作るってほんとなんなんだよ…っていつも思う。わたし自身、とうにその年齢を過ぎてしまった……
「25 25」って手でやれてたのしかったし、うれしい。
 
 
08. 薔薇娼婦麗奈
 
確実に前半の山場だった、と言えるのがこの曲。
なんだよ~~~~~!《薔薇娼婦麗奈》なんてタイトルの曲が前半の山場って!!今2016年だぞ!?《薔薇娼婦麗奈》だぞ!?《薔薇娼婦麗奈》が前半の山場になるバンド!!ってどんなバンドだよ!!!!!そのバンドに1万人ってどういうことだよ~~~~~!と色々おかしくてたまらないけど、とにかくすごかった。
力強いラテンのリズム、巻き舌の「麗奈!麗奈!」の叫び声、ベースソロ、からのアルペジオギター、そして呻き声。
やりきってる感じがすごかった……これもまたTHE YELLOW MONKEYって感じだよなぁ。
曲自体は確かに聴きたいと思ってたけど、まさかやるとは思ってなかった曲なので、それも嬉しかった。
そういえば《jaguar hard pain》からの選曲が多かったなぁと思う。アルバム単位で訊かれたら、やっぱり《jaguar~》がいちばん好きだし、大事にされてるアルバムなんだなぁと思う。
 
※この曲はその後行った公演では聴けず、このツアー初日のみでした…… ツアーの回を追うごとにどんどんテンションが高めになっていただけに、もっとこの曲も聴きたかった。
 
 
09. 球根
 
曲に入る前にステージに厚くスモークが焚かれて、エマのギターだけで聴かせる時間に。
この演出、やりはじめた当初はすごく印象的なんだけど、だんだんダレるやつだ……とラルクのライブを思い出す…笑
そして曲がはじまるとステージ上が見えるように。背面と側面を覆うように真っ白な、繭のような素材が敷き詰められている。ものすごいはやわざ!
代々木第一体育館の丸い壁面と呼応して、会場全体をひとつの繭に見立てた演出だったのかなと思うが、それは考え過ぎか……
ステージの描く弧が会場自体の弧と綺麗につながるから、なんかそんな感じに思えたんだよね。
 
なんかのインタビューで吉井和哉が、「昔は《球根》を歌うのがつらかったけど、ソロで歌うようになって気持ちが変わった」みたいなことを言っていたと思うけど、その曲をこうしてまたバンドに持ち帰ってきて何を思うんだろうなぁ。
曲の力強さもあり、ステージ上でTHE YELLOW MONKEY4人が並んでる…というのをものすごく印象強く感じた曲のひとつ。
 
 
10. カナリヤ
11. HOTEL 宇宙船
12. 花吹雪
13. 空の青と本当の気持ち
 
《カナリヤ》から《空の青と本当の気持ち》まで一気になだれこむようにして第一部終わり。
この選曲は、かつて狂ったように聴いてた《MOTHER OF ALL THE BEST》を思い出す。《HOTEL 宇宙船》から《花吹雪》の流れは《SICKS》ですなぁ。
《球根》で白くライティングされていた繭はピンクに照らされる。吉井さんのソロライブで聴いてても思ったけど、《カナリヤ》はCDで聴くよりライブで聴くほうが切ないんだよなあ。「DID YOU SLEEP WELL?」を一緒にやるからか。
《HOTEL 宇宙船》は楽しかった~!ここまでのセトリで一番ワイワイして盛り上がる感じ。繭みたいに思えた会場が一気に宇宙船に。なんとなく昨年末の吉井和哉の武道館公演での《魔法使いジェニー》を思い出す演出。
《花吹雪》、ほんとにすごかった……めちゃめちゃライブ映えするんだなぁ。キーボードとギターがユニゾンするところがほんとヤバイ
それから演出で、背面を右と左それぞれ赤と青にぱっくり分けてライティング→その後全体が紫に→青赤が左右入れ替わって表示→桜色にっていうのも印象的だった。色味的に《紫の空》でも使えそうだし、このツアーのどこかでやるのかなと思っていた。笑
第一部を《空の青と本当の気持ち》で締めるのか~という気もしたけど、この曲の流れからするととても自然。気持ちいい感じで聴ききって、えっもう第一部・完!?とビックリしたけど、この時点で既に1時間半弱くらい経過してたんだよね……ものすごくあっという間に感じた第一部でした。
 
 
第一部が終わって、ステージ背面にライブ開始までのカウントダウンを遡る(カウントアップする)映像が流れる。
それとともに、会場設営の様子からリハーサルの様子、そして今年のお正月に渋谷に広告が掲げられる様子と、どんどん時間を遡る形で、逆再生の映像が流されていきます。
それに挿入される星の廻る様子やなんか瞳とか……うーんこの演出はなんか大味だった 笑
(なんでこうバンドとかライブ興業みたいなのの演出は規模が大きくなるほど尖ったオシャレさみたいなのがなくなるんだろうなぁ……常日頃疑問に思っているところです……)
 
ともあれ、逆再生の映像が、渋谷の街頭広告が蛹まで戻ったところで「準備 ALRIGHT?」とメッセージが表示され、第二部スタートです。
 
 
14. ALRIGHT
 
これがめ~~~~ちゃめちゃ良かった!!! パフォーマンスも力強く振り切れてたし、この曲がめちゃめちゃライブでやりたかったんだろうなぁ…という感じが伝わってきた。
会場のあちこちで明滅する物販のライトも綺麗。曲のタイトルとライブのこの演出のこともあり、吉井和哉直近のアルバムの《(Everybody is) Like a Starlight》と呼応するようだ。
これまでのTHE YELLOW MONKEYの曲とは明らかに違うんだけど、これがTHE YELLOW MONKEY "SUPER"、大人になって力強くなったTHE YELLOW MONKEYの曲なんだという感じ。
なんだかんだ言うけど、「今夜 準備 ALRIGHT!」って歌詞を、この空間で聴いてて、めちゃめちゃ気持ちいい。
 
 
15. SPARK
16. 見てないようで見てる
 
間髪入れずにアッパーな曲が続く。ここに来てようやくエンジンが振りきれてきた感じ。めちゃめちゃ楽しかった~!
《見てないようで見てる》の演出で、背景や側面のビジョンにブラウン管テレビみたいに映像を流すのも、また世紀末とレトロフューチャー。もはやブラウン管テレビはレトロの象徴になってしまった。
 
 
ここで3回目のMC。
2001年の東京ドームの公演の際、これからどんな21世紀を迎えるか、格好いい大人になって21世紀にまた会いましょうとMCで言ったことを振り返ります。
(今手元に映像がなくて確認できないので、言い回しは間違ってると思いますが)
この東京ドームライブの時の「できるさできるさ、イエローモンキーのファンだもの」っていう言葉が、後から映像で見た身だけど、ものすごく印象に残ってるなぁ。
こんなに昔言ったことを大事に大事にあたためてる人いないよ。だから色々大変なんだろうけど。
わたしは立派な大人にはなれなかったけど、それでもなんとか大人に必死に片足かけて生きてます……
 
「この15年間で日本も色々なことがありました。でも俺達にできることは、馬鹿正直にロックンロールをやり続けていくしかない」って、あまりにもストレートで青臭い言葉にこっちが照れちゃいそうだった。
こういうことが言えるのも、大人なんだなぁ。
 
 
17. バラ色の日々
 
東京ドームの際のMCとリンクさせるように、その時もそのMCの後に歌われた《バラ色の日々》。
なんか、ファン以上に本人たち自身が、そういうエピソードひとつひとつを大事にしてる感じがするなぁ。
2013年の人気投票でも1位だったり、今回のツアーでの災害募金のタイトルに使われてたり、なんというかこういう言い方って語弊があるかもしれないけど、「THE YELLOW MONKEY後のTHE YELLOW MONKEY」を象徴する曲になったよなぁ。
なんかこの曲には、自分みたいな、後からこのバンドを知ったファンが、物心ついた頃に心打たれた曲って印象があるんですよ……笑
自分の体感だけど、この世代には《バラ色の日々》とか《パール》が好きな人がめちゃめちゃ多い。
しかしこうして聴く《バラ色の日々》は、活動休止前とは随分違った趣に聴こえる。
まぁ自分の勝手な主観なんだけどさ
ここからまた始まって、これからまたどんどん活動していくぞ~っていうTHE YELLOW MONKEYが歌う、「満たされ流され汚され 捨てられ騙され 心まで奪われ」という曲。
 
 
18. SUCK OF LIFE
 
からの《SUCK OF LIFE》~~~~~~~~~~~!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
客席一同、オープニングの時と同じくらい、いやそれ以上の半狂乱状態。
手拍子してるんだけど、もはやもう何がなんだか分からない状況。
2014年の年末に武道館で聴いた時も気が動転してその場で飛び跳ねてしまいましたが、 夢にまで見たTHE YELLOW MONKEYの《SUCK OF LIFE》だよ~~~~~~~~~~!!!!!!!!!!!
ちょううれしい。もー言葉なんかなく最高だよ。
一夜のゲイの歌が代表曲ってなんじゃそりゃなんだけど、そういうのこそが自分の惹かれたTHE YELLOW MONKEYなのだ。これぞエンターテインメント。
 
「幸せなんて言葉はない」を「言葉はアリマッセ~~~ン」と言い換えて裏声で連発する吉井和哉は目が据わっていた。
目は据わったままエマの横に移動しギターをいじり出す。おぉ…ああ……ついに生で見てしまった……スゲェ……プロだ………
世に蔓延る腐ったオネーサン達は悪いこと言わないからあのプロの営業芸と目と指の使い方を一生に一度は見たほうが良い。すごいぞ。
ツンとした顔で「飽きた」と言ってセンターに戻る吉井和哉。ここまでで芸である。プロ。こういうテンションを15年ぶりのライブで出来るからすごいよな……
 
※これこの後に参加した福島公演で、「これよ!今の日本のロックバンドに足りないのはコレナノヨ!」と仰っていて、まじ吉井和哉大先生パネェ~~~~~ほんまそれ~~~~~~~~~と思った次第であります。
 
そして恒例のメンバー紹介に。「長いからお手洗いに行きたい人は今のうちに!」と手をシッシッとやる。
まずはアニー。「いちばん今日この日を楽しみにしていました!」と紹介され、「なんか喋る?」とドラムを叩き続ける彼の横にマイクが差し出される。
ドラムを叩きながら「こんばんはー!ただいまー!お久しぶりー!」と言ったことを叫ぶアニー。
それから名前を呼ぶときに「菊地ひ…菊地英二!」って言い間違えたのにちょっと笑ったww
 
それからキーボードの鶴ちゃんの紹介。
「こう見えてスケベ(笑)」とまたムッツリスケベネタでイジられるww
キーボードソロと吉井さんの合いの手とのやり取りがあんまりうまく行かず、「まだまだこれからだから!これから!」とフォローされる。
 
次にエマの紹介。「うちのエマちゃん、昨日眠れなかった(だっけ?失念)んだって~!カワイイでしょ~~!?きょうも花柄!」とイジられまくるww
きのう夢で鉄砲で人を殺してその後パン屋?に行ったら浅田真央がいた…??みたいな話を暴露されてました。
 
ヒーセの紹介のニュアンスをほとんど忘れてしまった……
日本野鳥の会!世界一サンダーバードが似合うとか、世界中のサンダーバードをリフィニッシュし、ヘッドを折り、削り~~みたいな事を言っていた気がする……
名前を呼ぶときに「うちのアニキ!」って言ってちょっと訛ったのがなんかツボにはまったらしく、何度も「ウ"ヅの"ア"ヌ"キ"!」とベランベランに訛って紹介を繰り返す。
 
そういえばこのメンバー紹介のとき、やたらと「リアクションは大きく!」って繰り返してたなぁ……ww
なんかまだまだ本調子にならないもどかしさみたいなのを後半は感じたな。
 
 
19. 悲しきASIAN BOY
 
そして第二部最後!ピカピカに光るネオンで「THE YELLOW MONKEY」と書かれたバックドロップが上から降りてくる。
この時にいちばん「ウワアアアァァァーーーーーーー!!!!!!THE YELLOW MONKEYだーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!」って感じたんだよなぁ…ずっとライブを見たい見たいと夢見続けてて、でも絶対に見れないだろうな、となぜか思ってたバンドが、本当に4人揃ってしまったときの、なんか爆発的なオーラ。
東京ドームのときの《悲しきASIAN BOY》の心境を回顧する文章は読んだけど、このときの《悲しきASIAN BOY》は一体どんな気持ちで歌われたんだろうなぁ。
「We are No.1 Rock'n'Roll Band, "THE YELLOW MONKEY"!!!!!!」に出遅れたのがめちゃめちゃ心残り。
《Romantist Taste》の振りもそうだけど、ほんとにファンにブランクを感じなさすぎる。ずっと見てきたんだなぁ。
 
 
ここでメンバーが掃け、第二部終了。
まさかこんなところで終わるまいと手拍子が起こる。
 
しばしの間をはさんで、やっぱり第三部あった!ステージに戻ってくるメンバー。
ここではじめてヒーセが紫のでっかいシルクハットを被って登場。
(あとから思えば、あれは三國さんへのリスペクトの意だったのだろうか)
衣装と合わせてマッドハッターみたいでめちゃめちゃカッコイイ!
 
第三部はずっと(ここまでもだけど)「これこそまさにTHE YELLOW MONKEY」な曲の連続なのに、もうなんかあまりに密度が濃すぎてほとんどなにも覚えてない…とにかくすごかったってことしか……
1曲1曲の前にちょっとしたMCを挟み、流れというよりとにかくひとつずつの曲を噛みしめるような感じでした。
 
それから、《悲しきASIAN BOY》の前に言ってたんだか、どこだったか忘れたけどどこかでのMC。
 
THE YELLOW MONKEY "SUPER"、と、バンドの後ろに"S"をつけた。"S"はもちろん皆さんです!」
「自分の人生も終わりが見えてきて、やり残したことが無いようにしたい」
「これからこのバンドでずっと活動していきたい。さいたまはこんなもんじゃねぇぞ!(笑)」
と、やっぱりきょうの出来は納得いくものではなかったんだろうなぁ……という叫び。笑
バンドの再結成ってまぁどこもやるけど(笑)、死期が近づいてきて……っていうのはなんか、どんなおべんちゃらより納得する理由だなぁ。
2014年の武道館で《ボンボヤージ》披露の際にもそんなことを言っていたけど、アラフィフ世代のバンドマンがみんな人生の総括に入ってるの、私自身はずっと歳下なのに神妙な気持ちになる。
子どもも孫も生まれたしなぁ……という気持ちと、ゆーても子どもも孫も生まれてますやん……みたいな気持ちがある。笑
 
 
20. Romantist Taste
 
イントロ開始とともに客席が一斉に右手を振りだすさまは圧巻。
こういう決まった振りをする曲があると、バンドの見た目や音楽性はどんなに変わっても、バンドの出自って絶対消えないよな~と思う。
初期曲を「もう恥ずかしくて出来ない」みたいに言うバンドもいるなか、ほんとに初期の楽曲を沢山やってくれるし、後のヒット曲もいくらでもあるのに、初期の曲が代表曲になってるってすごいなと思う。
 
 
21. BURN
 
なぜか《BURN》は東北でしかやらないんじゃないかな…と思ってたんですがやりました。うれしい。
アウトロがめっちゃかっこいい。
 
 
22. BRILLIANT WORLD
 
この曲を、こんな終盤で、前後に代表曲中の代表曲ばかりを挟みながらやってくれたのがとても嬉しい。好きなんだよ~~~~~~!!!!!!
これもまた、活動休止前にはあまり披露される機会がなかった曲だし、これから沢山やるぞ!という所信表明としてのこの位置なんかな。
「何十年 何百年 何千年 何万年 何億年 何光年 何秒間 君といれるだろうか?」っていう歌詞がまた、バンド再結成についてのMCを聴いた後だと意味深に聴こえる。
 
※後から気付いたことですが、この曲のときにオーロラビジョンに映し出される映像がモノクロに加工されていて、それが最後の「BRILLIANT WORLD」で一気に色がつくのがめちゃくちゃ綺麗。この演出が本当に好きで、この曲のラストは毎回オーロラビジョンの方を見ていた。
 
 
23. WELCOME TO MY DOGHOUSE
 
曲の前に、「普通の野良犬に戻ります」と言った東京ドームライブのMCを引用して、「普通の野良犬が、ちょっとSUPERな野良犬になって戻ってきました」みたいな事を言っていた気がする。
やっぱり「生で聴いてしまった」という衝撃がとにかく強いけど、なんというか普通に構成の中に組み込まれていた感じで、演奏されるのが普通のような。そんな感じに聴こえました。
上手く言えないけどなんていうかもうこれからは、バンドがいて当たり前というか、ふつうにいるんだなぁみたいな……
《BURN》や後の《JAM》に抱いていた印象とは真逆なんだけど。笑
まだ自分も、この再結成がいつまで続くか不安だったんだと思う……
 
 
24. JAM
 
この曲も、やらないんじゃないかと思ってたけど、やりました。
(後から思えばだけど、この曲をやらないかもしれないと思っていたのは、どこかこの再結成が恒常的なものではなくて、かつての活躍を超えるものにしようとはしていないかもしれない、と、まだこの段階では思っていたからだと思う。しかしツアーを終えて、今後のバンドの展開もどんどん発表になるし、なにより「もう永遠に解散しません!」と宣言してしまったので、THE YELLOW MONKEYはこれから永遠にずっと「ふつう」に存在し続けるんだろうし、だから《JAM》も特別なものではなく、「ふつう」にある曲として、演奏したんだろうなぁと。まぁ考えすぎだと思うけど……笑)
 
実はソロでも聴いたことないし、本当の本当に初めてライブで聴く《JAM》が、THE YELLOW MONKEY再結成初日のラスト。
誰のなんの曲かも分からないうちにラジオで聴いて、ずっと耳についていたときから20年ぐらい、なんかすごい。
あまりにも聴きすぎて聴きすぎてもう普通に聴けるようになってしまったけど、とにかく私はTHE YELLOW MONKEYの《JAM》を聴いたぞ。という気持ちが強い。
それでもやっぱりラストを飾るのは《JAM》なんだなぁ。
「また明日を待ってる」でこの日のライブを締められて、明日も働きに出かけるのがつらい。
 
 
 
すべての演奏終了後も長々とステージにのこって挨拶するメンバー達。
吉井・アニーが花道を右から左へとめちゃめちゃ楽しそうに駆けまわってて、なんか幾つになってもバンド内の年少組はそういう感じなんだなーとww
 
 
こうして数えてみると24曲と、そこまで長くなかったような気もしますが、終わってみれば3時間弱の長丁場。
どの曲もどの曲も外せない曲で、もう思い入れある曲ばっかりで頭がパンクしそう!ってなる一方で、この曲も聴きたかった、あの曲がないじゃないかというのが無限に出てくる。
そして最初から最後までむせ返るような歌謡ロック。こんなにコッテリとしたライブ、今時なかなかないかもしれない。やっぱりTHE YELLOW MONKEYは世紀末のバンドだった。
 
頻りに繰り返してるけど、とにかく「目の前にTHE YELLOW MONKEYがいる」っていう事実がひたすらに感慨深い日でした。
今はもはやツアーも終わり、「あの曲のあれが良かった」とか「あの公演のそれが良かった」と分かったような口を利く段に入っていますが、初日はとにかくそのオーラに圧倒されっぱなしだった。
たぶんこのレポートも、その「圧倒されホヤホヤ」のときに書いていれば、また違った印象になったのでしょう……
まぁでもとにかく、これからはTHE YELLOW MONKEYが「ふつう」にあるっていう事実がとても嬉しい。
またそれが、「このメンバーで集まってまたバンドをやるのが楽しい」って動機に基づいていると聞けたのが嬉しかったなぁ。
あんまり頑張りすぎてエンストしないことを願っています。