人間失脚

恥の多い生涯を送っています

ケルディオ見てきたよ~

というわけで、『キュレムVS聖剣士ケルディオ』および『メロエッタのきらきらリサイタル』見てきましたよ。

大友の癖に前の方に座っちゃって恥ずかしかったです。

ネタバレ含む感想とか。

 

 

まずは『メロエッタのきらきらリサイタル』からの上映。

 

ポケモン映画の同時上映というか、ポケモンしか出てこない短編は可愛くてすきなので、今回もこちらにかなり期待して行きました。

今回はかわいいというよりは、背景や効果がキレイっていう感じだったかなぁ。

とくに夜空の星の描き方、また最後のメロエッタのリサイタルの際の、メロディツリーの動きがすごくキレイだったです。

背景の主線が白で描かれていて、塗りも水彩風なので、昼間のシーンだと若干違和感があったかも?

でもファンタジーな感じで良かったです。

 

ポケモンは、メロディベリーになりきって説明するピカチュウが可愛かったです。

ていうかつるのムチが万能すぎてwww

あとはキバゴズルッグの赤ちゃん組が可愛かったですねー、TVでも可愛いけど。

夜まで待ってられなくて寝ちゃうところとか、メロエッタを励ますどころか面倒見られてるあたり、かわいい

リサイタルの時のプラスルマイナンも可愛かったなあ。やっぱりでんきぶくろ持ちはかわいいねww

 

 

それから『キュレムVS聖剣士ケルディオ』。

 

久しぶりの同時上映があったからか、本編の尺が削られ、近年のポケモン映画シリーズの中ではかなりコンパクトでパーソナルなお話になっていたと思いました。

その分ケルディオの心の成長の様子やキュレムとの戦いなんかが丁寧に描かれていたので、わたしは好感触だったのですが、やっぱり映画15周年記念作品としては話のスケール感に欠けるかも?という話をしていました。

 

それにしても、CV高橋克実キュレムが気怠い感じで、予想外にイイ味出していたのが印象深かったです。

話自体は短いお話なんだけれど、夜のシーンが多く、また神出鬼没のキュレムに常に追いかけられている不安感みたいなものがなかなか怖かったです……フリージオも無表情で怖いし。

アイリスとデントが囮になるのとかも、ポケモンじゃなかったらコレ囮ってバレておどけた直後に殺されるパターンだよなぁ……とちょっと不安になりながら見ました。

実際にアイリスが乗った飛行船は凍らされるし、よく無事だったなぁと。

あと飛行船やトロッコの無断借用と、OPの電車内でポケモンが騒いでるの放置はどうかと思ったww

 

そういえば今回はサトシが死にかけませんでしたね。笑

今回サトシ一行は完全にケルディオの背中を押してやる役割に徹してましたね。

なんでもかんでもサトシが特別!っていうのもアレなんで、たまにはこういうのもいいなぁと思うのです。

そんなわけで一層ケルディオの成長の過程が丁寧で解りやすく描かれていたと思います。

 

ちょっと子供には難しいかなぁと思ったのが、キュレムの住んでいる炭鉱跡に足を踏み入れようとしたケルディオが、角を折られた場面をフラッシュバックしてしまい、足がすくんでしまうところ。

それからそれに続いて、サトシとピカチュウが笑顔で「いいよ、俺達が行ってきてやるよ!」って言った後に、「やっぱり来ると思ってたぜ!」って返すところ。

前者はまだしも後者はなかなか。

前者は、「角を折られるという象徴的な出来事がトラウマになっている」という感覚はお子たちに伝わるのかなぁ、あと足がすくんで冷や汗ダラダラ流してるケルディオがちょっと怖いんじゃないかなぁとか。

後者は、なんの他意もない感じで笑顔で三剣士を救いに行ったサトシたちが、怒るとか発破をかけるとかじゃなくケルディオが来ることを期待してた、というのがなかなか伝わりにくいのではないかと思いました。

後者なんかはサトシが随分大人に見えるもんなー、そういう点でも今回はちょっと異色な感じがします。

 

あとはキュレムを最終的に悪者にせず、ケルディオに負ける存在にもせず、「孤高の最強」を保ったまま、いい先人として終わらせたところが良かったです。

ビクティニにも完全に悪い人、っていうのはいなかったけど、今回は本当にポケモンしか出てこなくて、そのどれもが悪意じゃない心で動いてるからなぁ。そういうところが今回の映画は好きでした。

 

 

うーん、でもローラの歌は個性的というか全然下手じゃないと思うんだけど、音源マジックなのかね??