Psysalia Psysalis Psycheの解散によせて
Psysalia Psysalis Psycheが解散してもーた。
もうこれは今年いちばんくらいにショックです。
5月11日、彼等のラストライブの終了直後、ナタリーの記事で愕然としてからこっち、1週間たってまだこんな記事を書いちゃうくらい。
サイサリと私の出会いはいつだったか忘れましたが、かつての路地裏音楽戦争でたまたまYouTubeの"Butch & The Sundance Kid"のMVを見てそれをとても気に入り、その後やはりYouTubeで他のMVを見るうちにどんどんとハマっていった感じです。
結果的にいちばんの代表曲となりました"Butch & The Sundance Kid"はやっぱり自分もめちゃめちゃお気に入りの曲。MVもカッコ可愛くて大好きです。『Matin Brun』収録バージョンよりやはりこちらがすき。
音楽性の幅とポップなメロディ、独特のツインボーカルの響き、紫隠くんの特徴的な声、やりたいことが明確なアートワーク等々……
久々にキラキラしてて、ロックスターになりえるポテンシャルさえありそうなバンドにハマれたな、とめちゃめちゃ嬉しかった。
基本的にいい時代を生き抜いた(音楽ゆとり世代と言われていたなww)、キャリアウン10年のおじさんたちのバンドが好きなもので、
彼等には安心感はあるけど、もう初期衝動のようなものは感じられない。
そういう点でサイサリはまだバンドの在り方をがむしゃらに、ぶつかり合いながら模索中って感じがして、すごいワクワクしたんだよなぁ。そんなわけで空中分解しちゃったけど。
たしかにあの商業主義にそっぽ向いたやり方では、長く続くバンドではないだろうな、とはおもっていた。
しかし早すぎるなぁ……『#7』がリリースされたばっかりで、インタビューでも展望のありそうなことを語っていた。
めちゃめちゃに熱心なファンというわけではないので解散の真意はわからないが、もうちょっとUSPの版図拡大過程を見たかったよ(こんなこと言っちゃってもーハズカシーーーー!!)
そりゃもう全曲レビューでもしたい勢いですが、『#7』から一番お気に入りの”the United States of Psysalia”を紹介して終わりとしましょうか。
サイサリはそのマーケティングや歌詞に、中二病という言葉を知らない中二病、みたいなあまりに青臭くていっそ清々しい若さを感じていました。
一緒に青春の幻想を見さしてもらってた気がするよ、ありがとね。